2025/05/01 00:00
令和7年度岐阜市国保特定健診のお知らせ
本年度の岐阜市国保特定健診が始まります。
特定健診とはメタボリックシンドロームを減らす目的で始まった健康診査です。
高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の予防・早期発見にお役立てください。
生活習慣病は様々な疾患の原因となるためこれらの予防や治療は非常に重要になります。
大腸がん検診(便潜血検査)も同時に受けて頂くことをお勧め致します。
40歳になる方は肝炎ウイルス検査も無料で追加できます。
実施時期 6月(案内が届いた日)~10月31日12月31日(5月15日更新)
対象者 1. 昭和25年11月1日から昭和61年3月31日生まれの人
2. 受診日当日に岐阜市国民健康保険に加入している人
3. 年度途中で岐阜市国民健康保険に加入した場合は8月31日までに加入を済ませた人
1と2、または1と3をともに満たす人
妊産婦、国内に住所を有しない人、病院に6か月以上入院している人
障害者支援施設や老人ホームなどに入所中の人などは対象から外れます
自己負担額 800円(令和7年度内に40歳に到達される方は無料)
持ち物 特定健康診査受診券
岐阜市国民健康保険被保険者証または岐阜市国民健康保険被保険者資格証明書または保険証利用登録をしたマイナンバーカード
ご予約は不要です。
前日22時以降に水(または白湯)以外は口にしないようにお気を付けください。
(一部の検査結果が本来よりも悪くなることがあります。)
※他の健康保険が実施する健康診査も当院で対応しております。是非ご利用下さい。
2025/04/14 00:00
ゴールデンウィークの診療について
当院のゴールデンウィーク中の診療についてご案内申し上げます。
皆様にはご迷惑をお掛け致しますが何卒ご容赦願います。
4月28日 平常通り診療
4月29日 休診
4月30日 平常通り診療
5月1日 平常通り診療
5月2日 平常通り診療
5月3日 休診
5月4日 休診
5月5日 休診
5月6日 休診
5月7日 平常通り診療
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2025/04/04 00:00
そのお薬 腎臓に悪いかも知れません
お薬には肝臓で処理されて便と一緒に体外へ排泄されるタイプと腎臓から尿と一緒に体外へ排泄されるタイプがあります。
腎臓を通るお薬を長い間飲んでいると腎臓が悪くなることがあります。
影響が出やすいお薬としては抗菌薬やNSAIDsと呼ばれるグループの鎮痛薬があります。
その他にも抗癌薬、抗リウマチ薬、抗ウイルス薬、抗てんかん薬、レニン・アンジオテンシン系阻害薬などが挙げられます。
CT検査や血管造影などのときに使う造影剤も腎臓が悪くなることがあります。
腎臓の状態を定期的にチェックしてもらっていれば安心してお使い頂けますが、そうでない場合は採血検査で腎機能のチェックをしてもらうことをお勧めいたします。
腎臓が悪い人は腎臓にやさしいお薬を処方してもらう事が大切です。
どうしても腎臓にやさしくないお薬を使わないといけない時は腎機能に合せてお薬の量を調節すれば大丈夫です。
そういうお薬の調節は私たち腎臓内科医の出番です。お薬を上手に使って腎臓を労りましょう。
2025/04/02 00:00
帯状疱疹ワクチンが定期接種になりました
以前こちらでご案内させて頂いた帯状疱疹ワクチンの定期接種が4月1日から開始されました。
対象となる方は今までと比較しておよそ3分の1の費用でワクチンを接種できるようになります。
帯状疱疹はご存じの様に身体のどこかに痛みを伴う水疱が無数にできる病気です。
治ったあとも痛みが残ったり、帯状疱疹ができた場所によっては目や耳が悪くなることがあります。
転ばぬ先の杖としてぜひ接種しましょう。
対象
・岐阜市に住民票があり令和7年度に65歳になる方
・60~65歳で、ヒト免疫不全ウイルスに伴う免疫機能障害により、身体障害者手帳1級をお持ちの方
経過措置として令和7年度中に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳を迎える方も対象となります。
100歳を超える方は経過措置の期間中となる令和12年度までは全員が対象となります。
生活保護世帯で当該年度生まれの方は無料です。
ワクチンの種類と接種費用と回数
生ワクチン「ビケン」 | 組み替えワクチン「シングリックス」 | |
接種回数 | 1回 | 2か月の間隔を開けて2回 |
接種費用 | 2,900円 | 1回 7,200円 |
予防効果 | 50%程度 | 90%以上 |
生ワクチンは副反応は弱いですが効果も弱いので、可能でしたら十分な効果が得られる組み替えワクチンをお選び頂いた方が良いと思います。
当院ではワクチンは予約制とさせて頂いております。
お取り寄せの時間を頂戴しておりますので接種希望日の1週間前までにお電話もしくは窓口で御予約ください。
2025/04/01 00:00
片頭痛の治療しませんか
頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、三叉神経・自律神経型頭痛(群発頭痛)などの1次性頭痛と、脳疾患、眼疾患、副鼻腔炎や脱水などの2次性頭痛があります。
2次性頭痛は急を要することが多いのですが、1次性頭痛は脳に異常はなく命に関わることはありません。
それでも症状がつらく仕事を休むなど年間20兆円もの経済損失があると推定されています。
片頭痛は片側性の前頭部を中心とした拍動性の頭痛で、眼がチカチカしたり吐き気を催します。不規則な生活、気圧の変化、食事に含まれる物質などによって引き起こされることもあります。
緊張型頭痛は後頚部の鈍痛で、頭頸部の筋肉の緊張が神経を刺激したり血流を低下させたり、精神的緊張が痛覚を調整する部位の機能不全を起こすことが原因と言われています。普段の姿勢やストレスが原因となることが多いです。
三叉神経・自律神経型頭痛は片側性の激しい頭痛で眼の痛みや充血、瞳孔縮小、眼瞼下垂、流涙、鼻漏などを伴います。三叉神経や自律神経の異常、眼の血管の炎症、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因と言われていますがまだよく分かっていません。
片頭痛治療薬は今までエルゴタミンやアセトアミノフェン、ロキソニンなどのNSAIDsやトリプタン系が使用されてきましたが、近年ジタン系の内服薬や抗CGRP関連製剤の注射薬がでてきて治療の質が高まっております。
緊張型頭痛には鎮痛薬がよく効きますが筋弛緩薬や抗不安薬、抗うつ薬なども使用致します。普段から良い姿勢を心掛けること、リラックスすること、身体を冷やさないことが大切です。
三叉神経・自律神経型頭痛はタイプによって推奨される治療がかわりますが、飲酒や喫煙を避けることはとても大切です。
頭痛で仕事や私生活に影響が出てお困りの方は是非ご相談ください。