2025/07/25 00:00
熱中症と夏バテについて
皆様連日の暑さに辟易されていると思いますが、今年はまだまだ暑い日が続くそうです。
そこで心配なのが熱中症と夏バテです。
熱中症
体温調節が十分にできなくなり体温が上がりすぎて様々な不具合が生じる状態のことです。
軽い熱中症のサインを見落とさずにしっかり対応して頂ければ大事には至りません。
どんな症状が出てくるのかをお書きしました。
軽い熱中症 : 立ちくらみ、筋肉痛、こむら返り、大量の発汗など
水分や塩分の欠乏によっておこる最初の異常です。涼しいところへ移動して水分や塩分を摂りましょう。
中等度の熱中症 : 頭痛 だるさ 気持ちが悪い 吐き気 嘔吐など
気分が優れない方や水分を摂っても吐いてしまう様な方は点滴のために受診が必要です。
重度の熱中症 : 意識障害 高体温 けいれん うまく歩けないなど
呼びかけても反応が普通ではなかったり移動が困難な状態です。入院が必要です。
日頃から風通しの良い格好を心掛け汗が乾きやすいようにしましょう。
異常を感じたら涼しい場所に移動して水分や塩分を摂りましょう。
首や脇などを冷やして上がった体温を下げましょう。冷水に5分~10分程度手をつける冷却方法も良いです。
夏バテ
暑い所と涼しい所の行き来が多いと体温調節をしている自立神経が乱れて体調に悪くなります。
疲労感、倦怠感、食欲低下、睡眠障害などの症状が出現します。
冷たい飲み物や食べ物の摂取が多いと胃腸の働きが落ちて栄養状態が悪化してさらに夏バテになりやすくなります。
夏バテの予防
自律神経を休ませる、つまりリラックスすることが大切です。
涼しい環境で過ごす、十分な栄養と休息をとる、適度な運動をすることが大切です。
過度に身体を冷やしたり、激しい運動をすることは逆効果ですので注意しましょう。
夏バテに良い食べ物
ビタミンB1 炭水化物をエネルギーに変えて疲労回復 豚肉 うなぎ 大豆 小豆 玄米など
ビタミンB2 炭水化物をエネルギーに変えて疲労回復 いわし さば レバー 牛乳 たまごなど
ビタミンC 抗酸化作用で身体を守る ピーマン ブロッコリー ゴーヤ アセロラ マンゴー キウイなど
クエン酸 消化吸収を助ける 疲労物質の排出を促進 レモン グレープフルーツ キウイ 梅干し 酢など
たんぱく質 疲労回復や身体の機能を維持 肉 魚 豆類 たまごなど
夏バテを起こしている方は熱中症になりやすいです。
食事生活に気をつけてこの夏を乗り切りましょう。