2025/10/25 00:00
新しい肺炎球菌ワクチンのお知らせ
新しい肺炎球菌ワクチン キャップバックス(PCV21)発売決定
新しい肺炎球菌ワクチン キャップバックスが10月29日に発売されます。
このワクチンの特徴は成人の侵襲性肺炎球菌感染症の原因となった血清型に対する80%をカバーしており終生免疫を獲得できる点にあります。
今までの肺炎球菌ワクチンのニューモバックス(PPSV23)の血清カバー率は56%で効果期間が短く5年毎の接種が必要でした。
キャップバックスと同じように終生免疫を獲得できるプレベナー20(PCV20)・バクニュバンス(PCV15)のカバー率は40%程度と言われております。
対象者 ・高齢者
・肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる成人
(脳梗塞 心疾患 糖尿病 慢性腎臓病 慢性肺疾患・COPD・気管支喘息 慢性肝疾患 リウマチ・自己免疫性疾患・免疫不全・機能低下 がんなど病気の治療中で免疫力が低下している方 脾臓を摘出している方 喫煙者など)
接種費用 13000円(予定)
(このワクチンは定期接種の対象ではないため公費による助成はありません)
※当院ではワクチンは予約制とさせて頂いております。ご希望の接種日のおよそ1週間前までに電話(058-232-2882)または窓口にてご予約ください。
2025/09/24 00:00
令和7年度新型コロナワクチンについて
本年度の新型コロナワクチンの予約受付を開始いたします。
2024年の新型コロナウイルスによる死者数は3万人以上と依然多く、これはインフルエンザの20倍以上になります。
ご高齢の方が重症化しやすいのは変っておらず引き続き注意が必要です。
また新型コロナウイルスは今なお変化を続けております。新しいワクチンは変異株に対する免疫を獲得するためにとても有効な手段です。
副反応の出現率も下がってきております。ぜひ接種をご検討下さい。
電話(058-232-2882)または受付にてお申し付け下さい。
予約受付 9月24日~
接種期間 10月15日~3月31日
料 金 任意接種 16500円
65歳以上 5200円
60~64歳で、心臓、腎臓、呼吸器の機能障害またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害で、身体障害者手帳1級をお持ちの人も5200円で接種可能です。
生活保護世帯の人は無料です。事前に岐阜市福祉事務所生活福祉一課・二課(058-265-4141)に連絡し、無料対象者専用の予診票を受け取ってから受診して下さい。
当院では薬剤管理の簡素化のためファイザー社製コミナティ筋注シリンジ12歳以上用のみの取り扱いになります。
モデルナ社製ワクチンをご希望の方はご予約の際にお申し出頂ければご対応いたします。
その他の会社のワクチンに関しましては対応しておりません。
以前は診療時間外にワクチン接種枠を設けておりましたが、現在は診療時間中に接種致しますのでご都合の良いときにご来院下さい。
接種後の経過観察時間がありますので診療終了時間の30分前までにご来院頂きますようお願い申し上げます。
2025/09/24 00:00
令和7年度インフルエンザワクチンについて
本年度のインフルエンザワクチンの予約受付を開始いたします。
毎年3000人以上の方がインフルエンザで命を落としております。
感染と重症化を予防するためにぜひ接種をご検討ください。
ご予約の際は電話(058-232-2882)または受付にてお申し付け下さい。
予約受付 9月24日~
接種開始時期 10月15日~
・インフルエンザHAワクチン(皮下注射)
料 金 (一 般) 3500円
(未就学児) 2500円
(高齢者) 1730円
・フルミスト(点鼻液)
料 金 (未就学児) 6000円
(小学生~19歳未満) 8000円
フルミストは19歳以上の方にはお選び頂けません。フルミストは数に限りがございます。
当院は岐阜市予防接種委託医療機関です。
岐阜市に住民登録のある以下の方は岐阜市からインフルエンザ予防接種の助成を受けられます。
・生後6か月から小学校入学前までの乳幼児
・接種時に65歳以上の方
・60~64歳で心臓、腎臓、呼吸器の機能障害またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害で身体障害者手帳1級をお持ちの方
助成を受けられる期間は10月15日~1月末です。
岐阜市以外の自治体の助成対象の方はそれぞれの自治体の窓口でもらえるインフルエンザ予防接種予診票をお持ち下さい。岐阜市以外にお住まいの未就学児の方は広域化予防接種事業対象外ですのでお住まいの自治体で接種を受けて下さい。
2025/09/09 00:00
男性にもHPVワクチンを!
HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染するとがんや関連疾患の発症率が増加することが分かっています。
近年HPV関連がんは男女ともに増加傾向にあります。
女性では子宮頸がんが突出して多く、中咽頭がん、外陰がん、肛門がんも増加傾向にあります。
男性では中咽頭がん、肛門がん、陰茎がんの順で多く、特に中咽頭がんは症例数も増加率も高いと報告があります。
女性はHPVワクチンを公費による助成で接種することができますが、男性は一部の自治体を除いて助成を受けられません。
しかし、男性もがんを未然に防ぐ観点からHPVワクチンのジェンダーレス接種の普及が望まれます。
2025年8月に今まで女性にしか適応がなかったHPV9価ワクチン(シルガード9)が男性にも適応が拡大されました。
9歳以上の男性が対象となります。
15歳未満では2回接種(初回+6~12か月後)、15歳以上では3回接種(初回+2か月後+6か月後)します。
1回あたり33,000円(税込)(助成制度がないので全額自費)です。
ご希望の方は電話もしくは窓口でご予約ください。
2025/07/25 00:00
熱中症と夏バテについて
皆様連日の暑さに辟易されていると思いますが、今年はまだまだ暑い日が続くそうです。
そこで心配なのが熱中症と夏バテです。
熱中症
体温調節が十分にできなくなり体温が上がりすぎて様々な不具合が生じる状態のことです。
軽い熱中症のサインを見落とさずにしっかり対応して頂ければ大事には至りません。
どんな症状が出てくるのかをお書きしました。
軽い熱中症 : 立ちくらみ、筋肉痛、こむら返り、大量の発汗など
水分や塩分の欠乏によっておこる最初の異常です。涼しいところへ移動して水分や塩分を摂りましょう。
中等度の熱中症 : 頭痛 だるさ 気持ちが悪い 吐き気 嘔吐など
気分が優れない方や水分を摂っても吐いてしまう様な方は点滴のために受診が必要です。
重度の熱中症 : 意識障害 高体温 けいれん うまく歩けないなど
呼びかけても反応が普通ではなかったり移動が困難な状態です。入院が必要です。
日頃から風通しの良い格好を心掛け汗が乾きやすいようにしましょう。
異常を感じたら涼しい場所に移動して水分や塩分を摂りましょう。
首や脇などを冷やして上がった体温を下げましょう。冷水に5分~10分程度手をつける冷却方法も良いです。
夏バテ
暑い所と涼しい所の行き来が多いと体温調節をしている自立神経が乱れて体調に悪くなります。
疲労感、倦怠感、食欲低下、睡眠障害などの症状が出現します。
冷たい飲み物や食べ物の摂取が多いと胃腸の働きが落ちて栄養状態が悪化してさらに夏バテになりやすくなります。
夏バテの予防
自律神経を休ませる、つまりリラックスすることが大切です。
涼しい環境で過ごす、十分な栄養と休息をとる、適度な運動をすることが大切です。
過度に身体を冷やしたり、激しい運動をすることは逆効果ですので注意しましょう。
夏バテに良い食べ物
ビタミンB1 炭水化物をエネルギーに変えて疲労回復 豚肉 うなぎ 大豆 小豆 玄米など
ビタミンB2 炭水化物をエネルギーに変えて疲労回復 いわし さば レバー 牛乳 たまごなど
ビタミンC 抗酸化作用で身体を守る ピーマン ブロッコリー ゴーヤ アセロラ マンゴー キウイなど
クエン酸 消化吸収を助ける 疲労物質の排出を促進 レモン グレープフルーツ キウイ 梅干し 酢など
たんぱく質 疲労回復や身体の機能を維持 肉 魚 豆類 たまごなど
夏バテを起こしている方は熱中症になりやすいです。
食事生活に気をつけてこの夏を乗り切りましょう。


