2024/05/30 00:00
HPVワクチンのキャッチアップ接種は2024年9月末までに1回目を
HPVワクチンは子宮頚がんの発症を抑えることができうるツールです。
子宮頚がんの殆どはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と分かっています。
日本国内では毎年約10000人が発症し、毎年約3000人の方がお亡くなりになっております。
最近20~30歳代の発症が増えてきており、発症ピークは30代後半です。
HPVワクチンは世界70か国以上で国のプログラムとして接種が行われております。
HPVは性行時に感染し約9割の方は免疫により自然に排除されますがのこり1割の方は炎症が続きいずれがん化します。
10代前半にワクチンを接種することで感染を防ぎがん化を予防します。
HPVワクチンは日本のワクチンプログラムから外れた時期がありました。
その時期にワクチンを受けられなかった方は現在キャッチアップ接種として公費助成を受けることができます。
2024年度の対象者は以下になります。
1997年度生まれ~2007年度生まれの女性(1997年4月2日~2008年4月1日生まれ)
17~27歳
(2024年度に高校一年生相当の女子も公費で接種できるのは2025年3月末まで)
2024年9月末までに1回目の接種を開始した場合、標準的な接種間隔で3回の接種を公費で完了することができます。
若くしてお亡くなりになる女性を1人でも減らすために是非接種をご検討ください。