2019/07/01 00:00

受動喫煙防止について

2018年7月に成立した改正健康増進法により、本日7月1日から学校、病院・診療所、児童福祉施設、行政機関における受動喫煙対策の実施がスタート、東京オリンピックを控えた2020年4月1日に全面施行となります。

この改正法は、望まない受動喫煙にさらされないようにすることを趣旨のひとつとしております。

受動喫煙による健康への影響が大きい子どもや病気を抱えている人への配慮が、このような法が整備されないとなされないことは残念な気がいたしますが、国の受動喫煙対策が進んだことは評価できます。

厚生労働省研究班の推計では、2014年度にたばこが原因で103万人が癌、脳卒中、心筋梗塞などを発症し、受動喫煙による影響を合わせると1兆4902億円の医療費が必要となりました。

喫煙は病気の原因の中でも「予防できる最大で単一の原因」(WHO)とされております。

受動喫煙で気分不快になる方、喘息発作を起こされる方がいらっしゃることをご存じですか。

この先起こるかも知れない健康被害と目の前で起こる健康被害、両方あるということを認識し、ひとりでも多くの方が禁煙されることを願っております。

 

たばこの健康被害についてわかりやすく書かれた外部サイトです。

たばこの健康被害ー日本医師会